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ブルーベリーは酸性土壌を好みます。日本は雨が多く、土中のカルシウム分(アルカリ化する性質がある)が流亡しやすいです。そのため土壌は弱酸性に傾きやすくブルーベリーの栽培に向いている土地と言っても良いと思います。実際、ブルーベリー栽培をしている一般家庭の方にも、庭の土に直にブルーベリーを植えて問題なく育っているという方がちらほら見受けられます。
和が楽園ではブルーベリー定植の際にピートモスを使います。ピートモスは土壌を酸性化する改良剤として使われる100%有機物です。原料はミズゴケ、ヨシ、スゲ、ヌマガヤ、ヤナギなどが枯れて堆積、腐食した泥炭です。泥炭を切り出し、乾燥、粉砕したものが主成分です。
定植の際に掘る穴を横から見た図です。茶色の形に直径50~60㎝程度の半円級の穴を掘り、二晩以上水に漬けこんだピートモスで満たします。直植えでも育つとは思いますが、生き物の立場になって考えれば、いきなり慣れない他所の土地で慣れない土に植えられたら辛いかなと考えての事です。100%有機物で土中生物に分解されることもあり、数年の内に周りの土とほとんど見分けがつかなくなってしまいます。その後、特にピートモスを補充しなくても和が楽園のブルーベリーは元気に育っております。ピートモスが無くなるまでの間にブルーベリーの根っこが土地の土に慣れるためか、はたまた和が楽園ならではの枯れた雑草がピートモスに近い成分となって堆積するためか、理由は定かではありません。いずれにせよ、元々が弱酸性土壌であるという日本の土壌特性はブルーベリー栽培にとって有利な条件だと思われます。
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カナダ産 ピートモス 3.8CU 細粒(fine)離島配達不可
心配な方は1、2年おきに、ブルーベリーの根元に水に漬けこんだピートモスをいくらかおいてあげると良いでしょう。
尚、和が楽園で使うピートモスはカナダ産です。当園のブルーベリーはノーザンハイブッシュ系統、北米等寒い地域出身です。植えてからしばらくの間だけでも、生まれ故郷の環境に近づけてあげたくてそうしております。下記のカナダ産ピートモス3.8CU入り(圧縮袋107L、復元時200L)を購入しております。身長180センチ体重70キロ程度の私ですと、この位の大きさのものを扱うのが限界です。もっと大きくて割安なものもホームセンターで見かけますが、運ぶのが大変で一度購入した切り二度と買っておりません。この大きさのピートモス1袋で8本のブルーベリーを定植することができます。苗木作りであれば400株ほどの苗木を育てられるお勧め商品です。もちろん、1、2本のブルーベリーを育てるだけの方には多すぎるので、25Lで1本を目安に、商品を探してみると良いでしょう。日持ちするものなので多少多めに買われて、補充用に取っておいても問題なく使えることでしょう。
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次回は、ゆるい循環農業構想についてお話しします。
ピートモス
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