定植前準備

ブルーベリー栽培

定植前準備

ブルーベリーの定植前に、ピートモスを水に漬けこんでおく必要があります。土壌を酸性にするための改良剤としてのピートモス、これはミズゴケなどコケ類や植物が枯れて腐食、堆積した泥炭が元になっています。泥炭を砕いて乾かして固めたものを商品として売っているわけですが、ピートモスは一旦乾くと水をはじいてしまうのです。ですから、畑で使う前に水を吸わせる必要があるのですね。でないと、せっかく植えたブルーベリーの根っこに水が行かず、枯れる原因となってしまうのです。

写真のようにバケツなどに入れて水をそそぐのですが、そのままにしているとピートモスが浮いてしまい、水を吸ってくれません。ピートモスを水が包み込むように棒やスコップで繰り返しかき回してあげましょう。見た目上乾いた部分が無くても、所々固まったままだったり、粉状になっていても茶色のままで、水に触れていないところがあります。満遍なく焦げ茶色になるまで水を足しながらかき混ぜましょう。混ぜ終わったら最低一晩、出来たら二晩程度そのまま置いてから畑で使うことをお勧め致します。

ピートモスについては下記の記事に詳しく書いております。

ピートモス

さて、酸性土壌を好むということですが、植物にどうしてそのような好みがあるのでしょうね。土壌が酸性だということは、そこを通って根に供給される水も酸性化することになります。人で考えてみましょう。レモンを入れた酸っぱい水が好きな人は多いと思います。これが例えば苦い水だったらどうでしょう?あるいは泥水だったら?飲めないですよね。植物も同様の好みがあるようです。一度、水槽に水を張ってピートモスを入れ、剪定枝を挿して苗を育ててみたことがあります。水がだんだん匂いを放って、いわゆる腐った水になりました。すると、水につけてあるにもかかわらず、挿してあった剪定枝は枯れてしまいました。腐った水をブルーベリーが嫌がって飲まなかったということですね。水があれば良いといことではなく、その植物に適した状態にして水を供給してあげることが大事、そのためのピートモスということになるわけですね。

さて、日本は火山国、そして火山灰の影響で酸性土壌が豊富なのですよね。更に最近は酸性雨も降りますよね。酸性雨に弱くて枯れてしまう樹木もありますが、酸性水好きなブルーベリーはどうなのでしょうね。もし酸性雨にも強いのであればブルーベリーをどんどん増やしたいものですね。山で遭難した時にブルーベリーが生えていれば、実を食べて助かる人が増えるかもしれませんよね。そんな風に日本の各地でブルーベリーが自生している。そんな環境つくりの手助けをしたい。ugの密かな願いです。

(^^)密かじゃないって?えへへ。まあ東北中にブルーベリー苗を供給できるような基地を目指しているということです。つまり秘密基地です。男子の夢っぽくて素敵でしょう?(^^;

次回はugの畑の見た目についてです。

無農薬の秘訣でもあるー草ぼうぼう

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